昨今、癌治療にはゲルソン療法が良いとされ、癌患者さんの大半がゲルソン療法を行っています。
初診時にお会いすると、顔色や、手のひらが黄色みを帯びており、身体が冷え切っています。
人は身体を冷やすことで病気になりやすくなります。
ゲルソン自身がこの世を去る時に、「ゲルソン療法は間違いだった!」といってるくらいです。
ステーブジョブズもゲルソン療法をされていたことを著書に書いています。
当院の患者さんのなかでも、この療法に頼ってしまったために、何の効果もないどころか
、下痢、衰弱、電解質異常、そして急速ながんの悪化など、大切なQOLを低下させられた
患者さんを何人も見てきました。過去にも院長が「人参ジュースをやめなさい」と何度言っても止めない患者さんがいました。
ゲルソン療法の考案者であるゲルソンの教え子達がメキシコの病院でゲルソン療法を厳格に実践
してますけど、未だに延命効果すら証明出来ていない事は実践している彼ら自身ですら認めてい
るということを調べて書いている医師もいます。電解質のバランスを崩すと腹水が貯留しやすく
なりますしアルブミンの値も下がり身体の栄養障害が起こり、栄養失調のような状態になりま
す。病気で免疫力も抵抗力も落ちているところに、高タンパク質や栄養がある食事が必要なのに
ニンジンジュースを大量に飲むわけですから他の物が食べれないくらいお腹がいっぱいになりま
す。横内院長が「ゲルソン療を止めなさい!」という理由は医師となってからゲルソン療法で
治った患者さんや、回復している患者さんを一人も見たことがないからなのです。
では、何を食べればいいのでしょうか?
「高タンパク質の食材をご案内します」
タンパク質を豊富に含み、かつ手に入れやすく食べやすい食品のタンパク質含有量をまとめてみました。(文部科学省 食品成分データベース参照)
▪肉類(100gあたりタンパク質含有量)
生ハム(24.0g)、鶏ささみ(23.0g)、ローストビーフ(21.7g)、牛もも肉(21.2g)、豚ロース(19.3g)、鶏砂肝(18.3g)、ロースハム(16.5g)、ウインナー(13.2g)となっています。
▪魚介類(100gあたりタンパク質含有量)
イワシ丸干し(32.8g)、いくら(32.6g)、焼きたらこ(28.3g)、するめ(69.2g)、かにかまぼこ(12.1g)、魚肉ソーセージ(11.5g)などがあります。
▪卵類(100gあたりタンパク質含有量)
卵黄(16.5g)、ピータン(13.7g)、ゆで卵(12.9g)、ウズラ卵生(12.6g)、生卵(12.3g)、ポーチドエッグ(12.3g)、卵白(11.3g)、ウズラ卵水煮缶(11.0g)です。
▪大豆製品(100gあたりタンパク質含有量)
きな粉(35.5g)、油揚げ(18.6g)、納豆(16.5g)、がんもどき(15.3g)、厚揚げ(10.7g)、こしあん(9.8g)、豆腐(6.6g)、豆乳(3.6g)となっています。
▪乳製品(100gあたりタンパク質含有量)
パルメザンチーズ(44.0g)、脱脂粉乳(34.0g)、プロセスチーズ(22.7g)、カマンベールチーズ(19.1g)、クリームチーズ(8.2g)、植物性生クリーム(6.8g)、ヨーグルト(4.3g)、牛乳(3.3g)です。ただ乳製品は各商品によりタンパク質含有量に差がありますので成分表記で確認しましょう。
日常、簡単に取れる食材ですが、横内醫院では、牛肉、チーズ、バターはウィルスのエサになるのでお勧めしていません。
チーズは山羊のチーズをお勧めしています。
バターはオリーブオイルを使用してください。