自由診療の考え

1961年に「国民皆保険制度」が施行され、全ての国民が平等な医療が受けられる様になりました。この為、保険診療を受ける限り、経済的負担が少なく診療を受けられるという「安心」があります。
カゼや胃腸炎など、確実に治る治療法が確立されている場合には、保険診療は非常に恩恵のある診療と言えます。
しかし、通常の医療(西洋医学)で治らないような病気に対しては、診療内容に大きな制約が加えられている保険診療は、必ずしも最良の医療が受けられるとは限りません。
保険診療では必要最低限の診療を受ける権利のようなもので、より良い医療を受ける事は制限されてしまう可能性があります。
こうした制限を受けない診療が自由診療(自費診療)です。
一般的な漢方治療は保険で行えますが、病名ごとに使える漢方薬が保険診療では制限されているため、患者の体質や病気の状態に合わせたきめの細かい診療を行なおうとすると保険診療の制限が邪魔になってしまうのです。
そのため漢方診療を専門に行っている所は自費診療が多くなっています。
日本で未認可の医薬品や、保険適応疾患以外の医薬品の使用も、自由診療なら可能になります。
自由診療は高額だとご心配ににあられる患者様もいらっしゃいますが、当院の診察代・漢方薬代は医療費控除の対象になりますのでご安心ください。