最近、有名人に虚血性心疾患で亡くなる方が多いですね。
昨日までお元気だったのに。。。。。。という悲しいお別れが・・・・・・
横内院長は過去に血の滴る牛肉とお酒が大好物でしたので食事内容にも気を遣わずに外科医で多忙を極めていましたので
体重が100キロあったそうです。
ある日、血圧が髙く200を超えていたので降圧剤は服用せず漢方薬で下げました。
降圧剤は副作用もあり恐い薬ですので、患者さんにもお勧めはしていません。
あくまでも漢方薬と食事療法をお勧めしています。
虚血性心疾患の予防
虚血性心疾患は冠動脈硬化のために起こります。これを予防するためには動脈硬化を予防しなければなりません。それには日常生活はどういう形で過ごすのが望ましいのでしょうか?
まず、対象例の年齢、性別、身長・体重・腹囲など、喫煙、飲酒などの生活習慣、そして、血圧などの管理の対象となる検査数値の面から望ましい形を考え、食事、運動、知的活動のそれぞれのあり方を考えてみましょう。
第一は生活習慣の現状と管理目標とする数値です。
血圧は140/90mmHg未満を維持するようにします。高齢者の場合には150~160/90mmHg未満とします。血圧は朝(朝食前)だけではなく、ときには夕方あるいは就寝前にも測定してみます。夜になると血圧が上昇する夜間高血圧という場合があるからです。
健康診断などでの血液生化学検査では、総コレステロールは240 mg/dl未満、LDLコレステロールは140 未満、HDLコレステロールは40 以上、トリグリセライドは150 未満が目標です。血糖は125 以下、ヘモグロビンA1cは6.5%未満が青信号です。尿酸 7.2 以下、クレアチニン 1.2以下も確かめておきましょう。
また、服用している薬の内容を確認してください。
肥り過ぎがいけないのですが、痩せ過ぎもいけないといわれています。身長と体重からBMI(body mass index)を計算します。BMIは「体重(キログラム)÷身長(メートル)÷身長(メートル)」で計算します。身長167 cm、体重 67 kgであれば、67 ÷(1.67×1.67)=24 です。22であれば標準体重であるということができ、25を越えると肥満です。腹囲については男性85 cm以上、女性では90 cm以上を腹部肥満とします。
メタボリック症候群というのは腹部肥満がまずあって、脂質異常、血圧高値、高血糖の3項目のうち2項目以上ある場合をいいます。すなわち、腹部肥満がある場合、それぞれの検査値が基準値以下でも高めであれば動脈硬化が進行して虚血性心疾患を発症しやすいという疫学に基づく症候群です。
さらに、喫煙していれば、禁煙しなければなりません。
アルコールは飲み過ぎないようにしましょう。一日に飲む量の目安としては、それぞれ、ビール(度数5 %)500 mlまで、清酒(12.5 %)一合まで、焼酎(25 %)100 mlまで、ウイスキー(40 %,)ダブルで一杯以下です。
睡眠時間は8時間をぐっすり休むこと。快食、快眠、快便が基本です。
第二は食事のカロリーで第二は食事のカロリーです。摂取カロリー数の推定には80 kcalを1単位とする糖尿病食品交換表が便利です。80 kcalというのは鶏卵1個が該当します。ファミリー・レストランのメニューにもカロリーや塩分量が表示されるようになりました。
適正なカロリー量はBMIを22 とする「標準体重×30」です。つまり、「身長(メートル)×身長(メートル)×22×30」と計算されます。身長 167 cmの例ならば、1840 kcal です。