皆さんが、身体に良いと思っている食べ物の代表的な物の中に玄米があります。
横内醫院の初診時の患者さんに、医療面接表を記入して頂きますと主食が玄米の方が非常に多いのが現実です。
「玄米はなぜ?いけないのですか?」この質問も、とても多いです。
院長は、玄米は身体を冷やすと言います。
病気になる原因が「冷え」つまり、癌患者さんは皆さん、身体が冷えています。
東洋医学の食養典範では、食物の分類は、穀、豆、芋、菜、瓜、茸、藻、果、実、調味料、肉、魚、介、脂、雑、薬に
分類しています。
食物の性質については、次のように分類しています。
五行(木、火、土、金、水)
温涼
補潟
対六淫
対四傷
升降
散収
☆玄米は、土金で、涼補潤気降 なのです。
日本では、明治以来玄米食に対する幻想に近い信仰がある。
玄米食に対して、高橋暁正氏が「自然食は安全か」(農文協、1989年)にて玄米食の栄養分の体内吸収量が悪い
ことなどを列記しています。
また、玄米の残存農薬の問題についても言及し、スミチオンなどは危険な量を摂取する危険があることを指摘している。
さらに、玄米健康法に対する批判を行っている。
漢方、食養生の考え方からすると、玄米は身体を冷やす涼性食品に属する。
つまり、毎日食べると身体を冷やしてしまい、病気と闘う力を阻害する危険がある。
横内院長のパワーテストで玄米を調べると、無農薬で作られた玄米でも患者さんに適合することはほとんどありません。
「玄米はよくない?」と検索してみても本当に良くないことが証明されていました。
穀物=玄米=白米と違いはお米のカラ付きが玄米で有って精製して白米になる事を精白米と言います。その玄米が体に良くないと言う事は白米も体に良くないと言う事に成ります。現在、玄米が体に良くないと言う理由は2点有ります。
一つは種子に多く含まれているアプシジン酸は人間の細胞全てに有り、エネリギー製造に重要な役割を持つミトコンドリアを傷つける働きが有ると言う事が解って来ました。
アブシジン酸は玄米の発芽の準備をすると減少するので、一晩玄米を水に浸すことで減らすことができます。アブシジン酸は熱に弱いので玄米を炒ってから炊くという方法でもその量を減らすことができます。加熱乾燥されている玄米ではこの方法では効果がありません。高温乾燥した玄米は水に浸しても発芽が遅いため、玄米にアプシジン酸が残ってしまうので常食は避けるか買わない事を薦めます。
二つ目の問題は玄米が土壌中から吸収した無機ヒ素;
EUがコメ中の無機ヒ素の最大基準値を設定したのは、健康リスクをなるべく減らしたいとの考えからだ。設定された基準値は、1キログラム当たり精米で0.2ミリグラム、玄米で0.25ミリグラム。
スウェーデン食品局は昨年、6歳未満の乳幼児にコメやコメ製品を与えないように勧告した。さらに、6歳以上の子供が食べる場合は週4回までとし、大人でも「毎日食べるべきではない」としている。スウェーデンは数年前にも、ライスミルク(コメベースの代用乳)を乳幼児に与えるべきではないとする勧告を出しており、それをさらに厳しくした格好だ。ライスミルクについては英国も同様の勧告をしている。
国立医薬品食品衛生研究所安全情報部第三室長の畝山智香子さんの著書「『安全な食べもの』ってなんだろう?」では、1日3食、毎日コメを食べた場合のがんリスクを、放射能による影響と比較して「20ミリシーベルトの被曝と同じぐらい」としている。日本で食品中の放射性物質は年間1ミリシーベルト以下にすることを目指して基準が決められている。つまり、日本人が日常的にさらされている無機ヒ素の健康リスクは、食品中の放射性物質の健康リスクよりはるかに高いといえる。(sankei.com/premium/newsより)
農林水産省は、コメに含まれる無機ヒ素は玄米の外側についている糠の部分に多く含まれることから、白米をよくといで食べることでコメから摂取するヒ素を減らせると言う。
いずれにせよ、以前有ったようにエビやイカ、タコにはコレステロールが多いといわれ、食べる事を避けるべきだと報道された時期がありましたが、その後、エビ、イカ、タコ等はタウリンというコレステロール低下作用のある成分を併せ持っている事が解り話題に成らなく成りました。
穀物にもアブシジン酸を不活性かする酵素も伏せ持って居るのですが、注意する事は良いことだと思われます。あまり神経質に成りすぎてストレスを誘発する事の方が健康に悪い事もあるので、毎日お米は食べないで他の炭水化物も間に入れて、日々の栄養をバランスよく食べる事が重要です。