「癌治療革命の先端 横内醫院」著書の 広田和子さんが1月11日(木)動脈瘤破裂で急逝いたしました。
広田和子さんはライターでもあり、新宿ゴールデン街「花の木」45年のママさんで気さくで知的な女性で 男女の話から、時事問題まで何でも話せるママでした。
お店のカウンターには、余市のニッカウィスキー角ボトルがオブジェのように並び、レトロ感たっぷりの素敵なお店で
常連客も文豪ばかり、まずお別れしたご主人様が、直木賞受賞された佐木隆三氏、野坂昭如氏、大島渚氏、中上健治氏、 私がお店でお会いしたことのある方は、マザーテレサが日本人でたった一人、写真を撮ること許可した沖守弘氏と
井上ひさし氏、劇団民芸の俳優さんや、イラストレーターで有名な方ばかりでした。 まるで文壇Barと言う感じで、私は目をキラキラさせ、ママが焼いてくれるアゴ(トビウオ)を口いっぱいに入れ 焼酎(いも神)をぐいぐい呑み
皆さんのお話が楽しくて、トイレに行くのも我慢していた頃を思い出し
私を活字の魅力に触れさせてくださったのがママでした。
活字を書くのが好きだった私に「書きなさい、横内先生を・・・・・」
「私はもうごめんよ!こんな頑固な人見たことなくて、本が出版できないと気をもんでばかりだったから」と
笑いながら、苦労や楽しいエピソードを話しながら良く呑みました。
そして、私は本を書き始めました。。。。。
お通夜20日でしたが、ママらしい。。。。ウィスキーで献杯。。。。。
あのとき。。。。あのとき。。。。後悔は
私が昨年、「花の木」に無性行きたくて、行きたくて。。。。。何度も行きたくて。。。。。
なぜ?行かなかったのか。。。。。。。
最後にお会いしたのは、5月頃に
当院に膝の治療でいらした時に、待合室で長い時間お話したのが最後でした。
「逢いたかったわ。。。。寂しかったわ。。。。呑みたかったわ。。。。」
お店のドアを開けると、必ず言って下さる。。。。この言葉が温かくて。。。大好きだった。。。。