文部科学省は、おととし計算速度の世界一を達成したスーパー コンピューター「京」の100 倍の性能を持つ、新型のスパコ ンの開発を来年度から始めることになりました。
日本のスーパーコンピューター は、理化学研究所などが開発した「京」がおととし計算速度で 世界一となりましたが、その後はアメリカのスパコンに相次いで抜かれ、現在は世界で3番目となっています。
今月、8日、文部科学省は、来年度から「京」の10 0倍の処理能力を持つ新型の開発に乗り出すことを発表しました。
この新型のスーパーコンピュータは、「京」と同様、1000億円ほどの予算をかけて開発する予定で、1秒間に1兆の100万倍に当たる100京回の処理能力を目指すそうです。
文部科学省は、このスーパーコンピュータによって、
地震による被害予測のシミュレーションがより高い精度でできるほか、複雑な構造を持った病気の原因物質に対する薬の開発 2020年ごろの稼働が目標だそうです。
文部科学省は今後、開発の段取りなどについて具体的な協議を進め、
「1位を目指すこと重要」
「計算は科学技術の基本であり、大規模な技術開発を行うためには、トップクラスのスピードを持つ計算機を作る必要がある」 と話しています。
以前、事業仕分けで話題になりました。。。
また、世界一の性能を目指す意義については、
「1位を目指す技術と、2位のままでいいという技術は質が違うものだ。最先端のものを実現するため、1位を目指すことは科学にとって重要だと思う」と話しています。
そして、何より楽しみなのが、このスーパーコンピュータを使っての医療の充実です。
日本のスーパーコンピューター「京」でも、最適な臓器作製の方法を見つけ出すのに、数か月~数年かかっていたものが、わずか数時間でできるようになりました。
先日も山中教授のノーベル賞受賞で話題になった
日本発の技術であるiPS細胞などによる再生医療の早期実現の大きな役割となっています。
その中には人のES細胞から眼球のもとになる「眼杯」を育てるための最適条件をコンピュータシミュレーションで求める実験や、薬の候補になる物質が起こす化学反応を計算し、
実際にその物質を使った実験結果と照らし合わせて信頼性を確かめる研究などが含まれているそうです 。
私には何をどのように計算して答えを導くかは解りませんが、日本の頭脳や技術が誇れるのは嬉しいことですよね☆
院長は 日頃から 「医師は科学者だから、病気の原因を追求することは当たり前!」と話しています。
いつも患者さんの病気や症状を良くしようと、勉強をし、研究されています。
院長は幼い頃から
「何でテレビが映るんだろう。チャンネルを変えるとすぐに番組が切り替わるのだろう」と疑問を持っていたそうです。
やはり、幼い時から、探究心が違いますよね。。。
ただ、スーパーコンピューターにより医療技術の発展が進んでも、
院長のように患者さんを治したいという強い情熱と、病気を多角的に診る事ができる科学者の視点とを持ち合わせている医師がいないと、ガンや難病に苦しんでいる患者さんを救うことは難しいように感じます。
診察室でも、患者さんは「他の病院の先生は、パソコンばかり見ていて聴診器もあてないんです」
とお話されます。
横内医院の診察室にもパソコンはありますが、患者さんが持ってきたデータを見るくらいです。
院長は、顔色、声の調子、舌の状態、毎回必ず聴診器で心臓や肺の異常がないか、腹診で臓器の異常がないかもチェックします。
院長のように病態を知り、診察できる医師がいることは本当に心強いですよね☆
アメリカがんセンターの部長を務められた、知りあいのドクターは
院長は「世界一がんを治している」と評価し、「早くアメリカで発表するように」と日本に来るたびに、横内医院に立ち寄り、いつもおっしゃっています。
日本のスーパーコンピュータも世界一を勝ち取る日が来るのは楽しみです!!
婦長でした。