なぜ、痒みがおきるのか?
横内醫院の患者さんにも何処の病院でも治らないアトピーや湿疹で受診される方がたくさんいます。
ナショナルジオグラフィック誌によると、マウスを使った研究によって、痒みの感覚を引き起こす“犯人”が見つかった可能性があると記載されています。
心臓で用いられている分子が脊髄にメッセージを送る役割も担っており、これを受けた脊髄がおなじみの皮膚がムズムズする感覚を生み出しているという。
従来、痒みは弱い痛みと考えられていたが、この研究結果によって痛みとは別の現象であり、「独自の回線で脳に伝わる」ことが明らかになったと、研 究共著者でメリーランド州ベセスダにある米国立歯科・頭蓋顔面研究所(NIDCR)の分子遺伝学者マーク・フーン(Mark Hoon)氏は発表しています。
人間もこれと同じ回路を持っているのではないかと考えられています。
また、今回の研究をきっかけに、分子が痒みを引き起こすのを阻止する方法が見つかる可能性もある。特に湿疹や乾癬などで慢性的な痒みに苦しむ多くの人々にとって、人生を変える治療法になるかもしれないと述べています。
「痒みは痛み以上に治療を必要とする深刻な症状として認められつつある」
信じがたいですが、痒みがあまりにひどく、頭蓋骨をかき貫いて脳まで達してしまった女性の例もあるとの事。痛みに比べ、痒みは以外と軽視しがちです。
痒みを引き起こすのは、B型ナトリウム利尿ペプチド(NPPB)という心臓から分泌される分子で、腎臓が排泄するナトリウム量を調節することで血圧を制御するはたらきが知られています。
NPPBが脳に痒みを感じさせる神経伝達物質として作用していることを突きとめるため、NPPBを脊髄が他の神経と連絡する部位に注入したところ、マウスは体をかき始め、痒みの発生を示した。
この研究は「Science」誌5月24日号に発表されています。
そして、アトピー性皮膚炎の患者が汗をかくと炎症を引きおこすことについて、広島大学の秀光広教授らが発表したという記事が6月7日の毎日新聞に掲載されています。
肌のカビ+汗=かゆみ
人の皮膚に存在するカビが作り出すたんぱく質が原因であると発表しました。
かゆみを起こす物質「ヒスタミン」が放出される際、カビの一種である「マラセリアグロボーザ」が作り出す、たんぱく質が汗に溶け込んで体内に入ることでアレルギー反応を起こすとしています。
このカビは健康な人の皮膚にも存在し、作り出されたたんぱく質は、ごく微量でもアレルギー反応を引き起こすという。
秀教授は、今後、たんぱく質だけ取り除く製品を開発することで、患者のアトピー性皮膚炎を和らげることができると期待しているとのこと。
痒みの感覚それ自体は、おそらくわれわれを疾患から守るために進化したものだとフーン氏は述べています。「痒みというと、あの皮膚を伝わるいやな感覚を思い浮かべるかもしれないが、痒みはわれわれを守り、皮膚についた刺激物を害になる前に取り除くための手段だ」との事。
この分子が心臓から分泌されているというのが実に奇妙ですね。
もちろん、院長が患者さんに説明するようにかゆみの原因として、ウィルスもあげられます。そのウィルス量を減らすために、牛肉、乳製品などをやめ、口腔内の清潔を心がけ、身体に合った漢方薬を処方し治療しています。
院長の治療でひどかったアトピーや湿疹の患者さんの皮膚がどんどんキレイになっていき、お化粧も出来るようになり、表情も明るくなっていくのが分かります。
そして、当院では、水素水を患者さんにオススメしています。体のサビである活性酸素を取り除きます。
飲むことはもちろん、スプレーボトルに入れて、痒みのある所にスプレーして使うこともオススメです。
皮膚に着いた刺激物を取り除きます。
院長は、毎日顔にスプレーして、皮膚の健康を守り、一人でも多くの患者さんを治そうと気合いを入れ、診察に入ります。
痒みを軽減させるには、漢方で体質改善も方法の一つです。
体の大半を占める水に目を向けて、ご自分の健康を守ってみてはいかがでしょうか。
受付 Hでした。