この週末はお天気に恵まれ、過ごしやすい日々でしたが、如何お過ごしでしたでしょうか?
今日は、改めて正しい食事と歯磨きについてです。
院長の著書にも記載されていますが、牛肉・牛乳・乳製品・それから玄米は食べてはいけないのですが、特に玄米に関して、なんで食べてはいけないのかとおっしゃる患者様がいらっしゃいます。
玄米には身体を冷やすフィチン酸という成分が含まれており、毎日食べると身体を冷やしてしまい、免疫力を弱め、病気と闘う力を阻害する危険性があります。
そして、薬効が効かなくなります。
又、人参ジュースを1日に1~2リットルも飲まれている方がいらっしゃいますが、当院では止めていただいています。
人参ジュースも玄米同様身体を冷やしてしまいますし、それだけでお腹がいっぱいになってしまい、他の物が食べられなくなってしまい、栄養をつけられないからです。
豚や鶏、、馬、鴨といったお肉やお魚、お野菜などをきちんと食べて
病気と闘う力をつけていきましょう。
そして、お食事の後にはきちんと歯磨きをしましょう。
歯の詰め物に関しては勿論の事ですが、日々のお口の中のケアも大切です。
実は、歯ブラシだけでは歯間部の歯垢(プラーク)の除去率は60%程度。デンタルフロスや歯間ブラシも使うと80~90%に高まります。
更に、歯間ブラシにも歯磨き粉をつけて使うとより効果が高まります。
歯垢が歯周ポケット(歯と歯ぐきの境目の溝)にたまると歯周病菌が増殖し、歯肉炎を発症します。さらに歯を支える歯槽骨を溶かし、進行すると歯がグラグラします。
細菌が歯周ポケットから血管に入って他の部位に回り、動脈硬化や感染性心内膜炎など重い病気になる恐れもあります。口の中の汚れで肺炎になることもあるそうです。
口の中のケアは歯を守ると同時に、命を守ることでもあるようです。
歯ブラシを歯に当てた時、毛先が広がらない程度の軽い力で小刻みに往復運動させて1、2本ずつ、大切な宝石を磨くように丁寧に時間をかけて磨きましょう。
歯ブラシは毛先が開いたりコシがなくなったりすると歯垢除去率が低下するので1ヶ月程度で交換しましょう。
歯磨き剤は「虫歯予防」「歯周病予防」「知覚過敏予防」などとたくさんの製品がありますが、朝は虫歯予防、夜は歯周病予防と使い分けるのも一つの方法です。
睡眠中は唾液の分泌が減って細菌が増加するので、寝る前にデンタルリンスを使うのもお勧めです。
口の中に満遍なくいきわたるよう、20秒程度はすすぎましょう。
又、唾液の分泌を促す「唾液腺マッサージ」も試してみてください。耳の前の頬を後ろから前にマッサージしたり、顎の下を親指で押したりして下さい。
噛むことは脳への刺激になり、認知症の予防に繋がるという研究もあります。歯のケアは全身の健康維持につながるようです。
人生を豊かにするために、根気よく口の中のケアを続けていきましょう。
薬局Tでした☆