日は登りまた登る -横内醫院での癌治療体験を振り返り-(直腸癌:女性)

ハイビスカスと海

今、私が元気に生活していられるのは、横内先生のおかげです。心から感謝致します。

現在私は56才です。20才で念願であった保育士となり、唯一誇れるのはとにかく健康なことでした。しかし、41才で子宮筋腫となり、子宮と卵巣の ひとつを摘出しました。しかし、これに留まらず45才の時に直腸癌、手術後リンパ節への転移も認められ、すぐに抗癌剤治療が始められました。

抗癌剤での治療は考えていた以上に辛く、今まで治療を受けていた方の気持ちが分かりました。「皆、よく頑張っていたなあ」と思います。人間って理解 しているようでも、自分が経験していないことは分からないものですね。入院している間は、私以上に辛い治療を受け、耐えている方に、いつも励まして頂いて いました。

その方は「病気になったのは家族の誰でもなくて良かった。自分で良かった」と話していました。そして、抗癌剤治療を受けた後、吐き気の強いときでも 「青く堅いバナナなら食べられるの。早く元気になって家族に食事を作ってあげたい」と話し、吐き気と闘いながら食べていました。いつもいつもまわりの方の 幸せを願っていました。私はその方から沢山の優しさと、強さを頂きました。

私も1日も早く家族の元へ帰りたい!という気持ちでいっぱいでした。そして1日も早く保育園に戻りたい!可愛い子供達の中に帰りたい!と願っていま した。子供の笑い声、走り回る音、泣き声さえ光り輝く空間です。苦しい治療も何とか終わり、とりあえず退院ができ、そして保育園への復帰も果たせました。 心と体が元気を取り戻し、光り輝きました。

しかし、1年後の検診で、ふたつの肺に3個の癌が転移していることが分かりました。「ああ、もうダメだ……」と心が震えました。前回の入院で沢山の 方に迷惑をかけてしまったので、今度こそ退院しなければいけない、と思いました。そして、「大切な大切な、家族ともさよならなんだな」と覚悟を決めまし た。しかし園長先生始め、仲間の保育士の方が「元気になって帰っておいで!待ってるよ」と励ましてくれました。ありがたく、一生感謝してもしきれません。

入院し、右側の肺からひとつの癌を取って頂きました。そして1週間後、左側の肺からひとつの癌を取って頂きました。そしてまた抗癌剤治療です。しか し前回、辛かった思いが強く残っており、耐えようと頑張っても心が、体が、いうことを聞いてくれません。意志とは関係なく体が震え、息ができません。心臓 が苦しい。鼓動が激しくなり爆発してしまいそうです!先生にすがり安定剤を入れて頂きましたが、効き目はありませんでした。

全部で8回です。残りの4回は無理をいい、通院しながらおこなって頂くことにしました。すると体の震えもなく無事に終えることができました。退院にあたり、担当医の先生は「これからはモグラ退治だね。早めに見つけていこうね。」とおっしゃりました。

おかげさまで職場にも復帰でき、いつもの幸せな生活は戻ってきましたが、1~2カ月に1度のCT検査があり、その結果が出るまでの不安で押し潰されそうな心、家族に心配をかけたくなかったのでできるだけ明るく振る舞い、笑顔を絶やさないように心掛けていました。

しかしある時、子どもに「お母さんの目、笑ってないね」とズバリ言われてしまいました。私はひとりだけの時、鏡に向かって笑顔の練習をしていました。でも、どんなに頑張っても目だけは笑えていなかったのです。

そんな時でした。主人のお姉さんから横内醫院を紹介して頂きました。お姉さんも大切な御主人を癌で亡くされていました。生前、お二人は海外で生活をしていましたが御主人の具合が悪くなり、日本に帰国し、病院に行った時にはすでに手術のできる状態ではなかったそうです。

その時に横内先生の出版されている本を読み、感銘を受けたお知り合いの方が「是非とも頼ってみたら」と紹介をしてくれたんだそうです。しかし、御主 人は今までの治療を選び、奇跡的に一度は元気になり講演活動にも出ましたが、使用できる薬をすべて使いきり、どうしようもなくなり無念にもお亡くなりにな りました。私達ふたりの理想とするとても仲のいい素晴らしい御夫婦でした。

そのお姉さんが「弟の為にも可愛い子供達のためにも、元気になってあげて!」と勧めて下さったのです。さっそく予約を入れていただき横内先生のもとに向かいました。

私は病院と名の付く所はすべて怖くなっていたので、今回もやはり不安でした。しかし、受付を済ませて待っているとパッとドアが開き、にこやかな看護婦さんが明るくはっきりとした声で「Uさん」と呼んで下さいました。

なかに入ると顎髭を生やした目の優しい恰幅のよい横内先生が、やはり明るいはっきりとした声で「どうぞ」と迎えて下さいました。私はまだ不安でした が「あれ、何か違う」と空気を感じ取っていました。パワーテストで診察して頂いた後、先生とお話しをしていくなかで、体の中からじわじわと力のような、元 気の源のようなエネルギーが湧いてきたんです。弱気になっていた私には久しぶりの感覚でした。横内先生は、いつでも励まして、力を下さるんです。

先生が用意して下さった漢方のお茶を飲み始めてからはいつでも体が暖かく、家にいる時は1年中半袖、素足です、「もぐら退治だね」とおっしゃってい た呼吸科の先生も、直腸癌の手術をして下さった先生も驚いています。そして「抗癌剤のカプセルは免疫効果が落ちてしまうからできれば飲まないほうがいいと 思うよ」と、話して下さった薬剤師さんは、久し振りに元気な私の姿を見て「奇跡だね」と喜んで下さいました。当時、私を含め5人の方がカプセルを処方され ていましたが、使用を中止したふたりだけが生存しているそうです。

私は癌という病気になり、辛いことが語りつくせないほど沢山ありました。しかし病気になったことで、あたり前のように日々生活をしている毎日がどん なに幸せなことか。光り輝く1日であることに気付きました。また死と直面したことで、愛する家族と一緒に過ごせる幸せを痛感しました。

横内先生と出会い、もう11年目を迎えようとしています。「無理だろう」と諦めていたふたりの娘の結婚式にも、元気に出席することができました。そして春には初孫が生まれます。まるで夢のようです。

私の命を救って下さった横内先生、心の支えになってくれた主人、大切な、大切なふたりを、励まして下さった職場の仲間、いま私がこうしていられるのは皆様のおかげです。
本当に、本当にありがとうございました。

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