雨が少なく、梅雨とは言い難い気候ですが、湿気の多い季節になると、気になるのがカビやダニですね。
冷蔵庫などの低温下ではダニの活動も鈍くなるという言いますが、何でも冷蔵庫や冷凍庫に放り込んでおけば大丈夫ではないようです。
自動製氷機でつくった氷に黒い粒々が入っていたという人もいたようで、水はカビないと思い込んでいたのでショックでした。
自分自身、冷凍庫でカビが発生するとは、驚きです!(◎_◎;)
食品衛生が専門の小西良子・麻布大学教授は「冷蔵庫、冷凍庫の過信こそ危ない」と指摘しています。
冷蔵庫に入れたままの飲みかけのペットボトル。直接、口をつけて飲んで放置したペットボトルからはカビや大腸菌が検出されているといいます。
「適温であれば、大腸菌は20分で2倍に増えるという報告もあります。『日本茶に含まれるカテキンには殺菌作用があるから腐らない』なんて思い込ん でいる人もいますが、そんなことはない。グラスに移し替えるか、口をつけた場合は、すぐに飲みきって下さい」と警告しています。
長時間放置して菌が繁殖したペットボトル飲料を飲んで、気持ちが悪くなった、という健康被害も出ているといいます。
食中毒予防の3原則
(原因となる菌やウイルスを)
(1)つけない
(2)増やさない
(3)やっつける
この3原則は、病気に負けない体づくりで院長が常日頃、患者さんにお伝えしていることです。
昨年3月、真空パックに入った食品を食べた男女がボツリヌス菌による食中毒を発症するという事例が起きました。製造段階で混入していたボツリヌス菌が増殖した結果だったそうです。
ボツリヌス菌は真空パックのような酸素がほとんどない環境下で増殖し、毒素をつくります。重篤なケースになると、呼吸困難などで死に至ることもあり、パックは発生したガスでパンパンになっていたそうですが、『真空パックは安全』と思い込んでしまっていたようです。
冷凍保存してバランスよく食べ物を取り入れることも大事ですが、季節に合った食べ物を食べることが身体が喜ぶ新鮮な食事ですよね。
院長が教えてくださったことで、「身土不二」という言葉があります。
身土不二は、平たくいうと、「身体(身)と環境(土)はバラバラではありませんよ(不二)」という意味ですし、土地柄と季節に合った食べ物を食べよう!!ということです。
日頃、バランスよく食べることだけでなく、食品の保存方法を今一度、見直ししてみてくださいね。
受付Hでした。