ゴールデンウイークにレオナルド ダウィンチ展に行ってきました。
連休で、子どもの日ということもあり、上野駅前は、私が今まで見たこともない人で溢れていました。
親子連れが多く見受けられ、動物園にいく人達だと思っていたのですが、やはりダウィンチ展も多くの人で溢れていました。
入館規制がされていて、20分待ちでしたが、人の群れを掻き分けながら、作品を眺めてきました。
ダヴィンチは、ルネサンスの巨匠ですが、画家としての活動のほか、彫刻、建築、舞台芸術、音楽、軍事、土木、人体、航空など、多岐に通じていた万能人とも言われています。
直筆のメモは、ほとんどが羊の皮で、紙のように薄くし、髪の毛より細い線で繊細に書かれていました。
まるで落書きしたかのような印象でした。
誰もが知っている「最後の晩餐」の絵もこの様に描かれていましたし、紙の半分を使い横書きで描かれていました。
そして文字も「鏡面文字」で書かれている作品もあります。
鏡面文字とは、ダヴィンチは左利きなので書きやすいからか、また自分の発明を他人に盗まれないようにか、鏡に写してみると、読めるように書いていたそうです。
どれも、多少インクが薄くなって見にくい部分はあるものの、500年以上経っているとは思えないほど、綺麗な状態で残っていました。
また、500年前に書いたものとは思えないメモで、現代では商品として実在しているものなのでは?と感じました。
どんなに文明が発達し、時代が変わっても色褪せない、素晴らしい作品ばかりです。
院長もダヴィンチが好きで、ダヴィンチの絵が診察室に飾られています。
「ほつれ髪の女」です。
この絵は『一瞬の生の動き』を描いたもので、陰影を強調することで彼女が飛び出してくるような印象を見る者に与える、今で言う3Dの先駆けと言える作品だそうです。
おでこや目の下の光り輝く部分をは『モナ・リザ』をしのぐ鮮明さ、完成度と言われている作品で、観る人を惹きつける美しさです。
見学にもこられていた丸山先生は、ダヴィンチについて本を書かれています。丸山先生は仙台で丸山アレルギークリニックを開業されていて、治療にも使われ、研究している方です。この先生も西洋医学と東洋医学を併用して治療されています。
「モナリザ」の写真には、癒しの効果があり、患者さんから症状が良くなったという事例がたくさんあります。
ダヴィンチは、医学についても書き残しているものがいっぱいあります。
人体の構造や機能の探求のため、30体の人体解剖をしたそうです。解剖をし、絵画に身体の運動をいきいきと再現することが求められてきていたためだそうです。
どうぞ、ご来院の方はご覧になって下さい。
薬局Hでした。