こんにちは！ ２月も中旬になり、桜の開花予想などがニュースで流れていますが、まだまだ冷え込みますね。 インフルエンザもまだありますので、くれぐれもご注意ください。
今回は、院長秘書がわたしたちに、そらぷちキッズを教えてくださいましたので、みなさまにもご紹介したいと思います。
みなさまはそらぷちキッズを聞いたことがありますか？
そらぷちキッズとは、日本で初めて「病気とたたかう子供たちのための自然体験施設」の実現に向けたプロジェクトです。
外で遊びたいけど病気だから・・・と遊ぶことを諦めてしまうような、小児がんや心臓病などを患った子供たちが日本に約２０万人いると言われています。このような子供たちが、病気のことを忘れ、笑顔で楽しく、思いっきり遊べる施設を作ろうということでできたのがそらぷちキッズです。
今現在では、このような自然の中で様々な体験ができるのは、国内唯一、そらぷちキッズのみです。
場所は北海道滝川市。大空と豊かな自然が広がる、丸加高原に建設されています。
このキャンプ場は小学校高学年から、高校生ぐらいまでの子供たちを、全国から無料で招待しています。
キャンプは三泊四日。人工呼吸器をつけた子供が乗馬をし、車椅子でも上がることができる、ツリーハウスがあります。自然体験として、雪の冷たさを実感するスノーモービル、暗闇を歩く星空観察など、大自然に思いっきり触れることができます。もちろん、安全に楽しく過ごせるように特別に医療棟や、食堂棟ももちろん完備し、配慮しています。
常時小児科医の医師、看護師が待機し、緊急の時にも備え、地元の市立病院ともきちんと連携しています。
ボランティアのスタッフも、子供たちが安全に過ごせるように、常に安全の質を高める訓練をしています。
また、このキャンプは子供たちだけではなく、難病のこどもに寄り添う、ご家族のエネルギーの源にもなっています。お子さんがキャンプで楽しんでいる間の３泊４日は、家族も一息つけます。家族の方々もこの時間を大切に、リフレッシュできるようにという目的もあります。このような家族のための「レスパイト（休息）ケア」施設としても充実させていくように考えられています。
キャンプに実際に参加した子供たちは、
「最初は緊張したけれど、新しい友達がたくさん出来て、帰りたくないと思いました。また絶対来たいです(*≧∀≦*)」
「夢のような時間でした☆」
「病気を治して、今度はスタッフとして参加したい！(*´∀｀*)」
と、生きる希望につながった子供たちがたくさんいます。
「キャンプをする」ということが、子供たちにとってどれだけ大事なことなのかというのが、調べていくうちに分かってきました。
ずっと病院にいる子供たちは、大人の顔色を伺ったり、自分の意見を言わないようにしたりするなど、自分を抑えてしまいがちです。
ですから、このキャンプを通して、子供たちだけで遊ぶことによって、喧嘩をしたり、泣いたり、協力してゲームをしたり、子供らしい遊びをして、様々な感情を知ることができます。
そらぷちキッズは２０１３年に本格的なキャンプを開始したばかりなので、まだまだ今後運営組織の体制を強化するようです。
私たちが当たり前だと感じていることも、病気とたたかっている子供たちは知ることができずにいるんだなぁと思いました。
そらぷちキッズがもっと発展し、全国にできることを願います。子供たちに子供らしい夢を見てもらいたい、
希望を持って頑張って欲しいと思います。
そらぷちキッズのほかにも、プルデンシャル生命保険会社が関わっている「メイク ア ウィッシュ」という団体から沖縄旅行を病気の子供たち、家族にプレゼントするというものもあるようですが、まだまだ足りないようです(>︿<。)
病気とたたかうエネルギーを得ることができる、場所と時間がたくさん増えて、多くの子供たちが笑顔いっぱいになって欲しいですね！！
当院にも重い病気を抱えたお子様の患者様がいます。
その子達も、来院するたび、確実に成長しています。和食全般が嫌いだった子が、翌月に来院した時には、「お魚がおいしい」と言って、たくさん食べるようになったり、外で遊ぶことも好きになったというお話を聞き、とても驚きました。
目に見える成長と、病気に負けずに一所懸命頑張っている姿をみて、私たちも気が引き締まります。
多くの患者様の笑顔を見ることができるように、これからも一生懸命働きたいと思いました。
院長助手Oでした☆
