先日、大阪の印刷校正会社の元従業員が胆管がんを発症した16人に対して労災認定となりました。
今回、共通しているのは化学物質を含む洗浄剤を大量に使う場所で働いていたことです。 このため洗浄剤に含まれる化学物質が胆管がんの原因ではないかという疑いが持たれまし た。 これを受けて、厚生労働省は大量に洗浄剤を使っている全国561の印刷会社の事業所を対象 に調査を進め、新たに静岡県と東京都、石川県でそれぞれ一人 が胆管がんを発症していることがわかりました。 このうち、東京と石川の方は既に死亡しているということです。
浮かび上がってきた原因 として、 大量の洗浄剤は印刷機についたインクを取り除くために使われていました。 洗浄剤でインクを洗い流し、拭き取ります。 厚生労働省は、洗浄剤に含まれる化学物質、ジクロロメタンと1,2-ジクロロプロパンが原因 となった可能性があるとみて、更に、調査や実験を行う方針です。
化学物質は次々に新しいものが生まれ、毒性の検査や規制が追いつかないのが現状です。 データベースを構築して、国際的に監視するシステムが作られていますが充分ではないようです。 今回の「胆管がん」の発症をきっかけに、化学物質管理の重要性を再認識する必要がありますよね。
もともと胆管がんは進行が早く悪性度が高い病気です。
今回の印刷校正会社の場合はがんになった原因物質が判明していますが、がんになった
原因を分からずに、医師の言われる通りに治療し再発している患者さんが多くいらっしゃいます。
院長は、がんになった様々な原因を探り、がんと闘う方法、再発をしない生活を患者さんに指導しています。印刷会社に勤務していなくても胆管がんにな る方も、がんになる理由があります。横内医院の患者さんも胆管がんの方は多くいます。そして、院長の治療を受け、指導を守っている方は日常生活を元気に過 ごされています。
こうした化学物質はインクだけでなく、私達が普段口にする食品や加工品にも含まれています。
院長の食生活の指導のように毒消しにパセリを食べて体の中に有害物質が蓄積しないように心がけたいですよね。