中国の新型ウイルス治療の主薬は漢方である可能性
新型コロナウイルス情報を発信しているウェブサイトの中で、最もアクティブで現実的な報道を続けているタイのタイランド・メディカル・ニュースが、昨日 3月26日に、医学誌ランセットに掲載された湖北省の臨床データに関する論文を紹介していました。
それは、
「湖北省のひとつの病院のデータでは、102人の入院患者のほぼすべてが、中国伝統医療の漢方薬《だけ》で回復した」
ことを示すものでした。
以前の「中国の上海市政府が「ビタミンCの大量投与」を新型コロナウイルスの標準治療に正式に採用…」という記事で、新型コロナウイルスに対しての、上海市の治療基本方針について取り上げたことがありました。
それによれば、上海医師会の新型コロナウイルス患者に対する基本的な治療計画は、以下のようになっています。
上海医師会の新型ウイルスコロナ患者に対する治療計画の概要
・抗ウイルス薬
・プロバイオティクスの投与(腸内の微生物環境を改善する)
・ビタミンCの大量投与
・経鼻等での栄養補給
・マスク酸素療法
・免疫調節薬
・中国伝統医学の活用(漢方、ハーブ等)
抗ウイルス療法などと組み合わせて、中国伝統医学(一般に TCM と呼ばれます)を用いるというニュアンスに見えますが、ところが、ランセットの論文によれば、
「中国伝統医療を単独で使用したほうが治療成績が良い」
ことがわかったようなのです。
抗ウイルス薬を使用した場合と比較して、中国伝統医療の漢方単独のほうが、症状と発熱がさらに短くなることが示されたとあります。ただし、重症患者は、抗ウイルス薬と組み合わせる治療となっていたようです。
なお、2月の中国の報道では、その時点で、「中国の 87%の医療施設で中国伝統医療、つまり漢方の煎じ薬が使われていた」とあり、それ以来、飛躍的に治療成績が上がったと報じられていました。
私は今でも、中国の感染終息の状況をほとんど信じてはいませんが、「治療に関しては」中国伝統医療、つまり漢方を徹底的に導入した「中国の医師団たちの努力」が実っている部分がありそうです。
ランセットの論文を見る限り、現在の中国の新型コロナウイルスの治療成績は確かに「世界と比べてダントツに良い」可能性があります。
もちろん、これは中国共産党の成果ではなく、現場の中国の医療関係者たちの努力の話であり、そして、この「伝統医療での治療の成果」が世界に伝われば、新型コロナウイルスに対しての治療についての概念の変化、あるいは、
「各国の伝統医療への認識の変化」
というものに繋がるのではないかとも思います。
ランセットにこの論文が掲載されたのは、3月13日のことでしたが、3月25日からオンラインでも閲覧できるようになっていました。
これらの生薬を院長がパワーテストしたところ
現在、横内醫院で処方しているコロナ感染予防薬、コロナ治療薬のほうが遥かに
効果がありました。
昨日、ロックダウンのような発表がありましたが
皆様、予防、治療のために漢方薬をお勧めいたします。