医療界で残念なニュースが飛び交っています。
東京慈恵会医大は先日、製薬大手ノバルティスの高血圧治療薬ディオバン(一般名・バルサルタン)の効果を
調べた同大の臨床研究の論文について、「データが人為的に操作されていた」との調査結果を発表しました。
東京慈恵医大と京都府立医大の研究は、数ある降圧剤の中で、ディオバンと既存薬のどちらが患者に有益かを調べました。
どちらもディオバンを使えば、血圧が下がり、脳卒中や狭心症も減らせるとメリットを強調する結果でした。
発表された論文は、慈恵医大の研究は高血圧治療にディオバンを加えることで、
脳卒中や狭心症が39%減ったという内容で、京都府立医大の研究では、45%減少という研究です。
京都府立医大の論文では、カルテに記載がなかった脳卒中や狭心症の病気が論文データでは存在するなど、
発症数の不一致が34件あり、ディオバンに有利な結果が出るように操作されていました。
操作は同社の元社員によるものだと指摘。
「操作した証拠はない」とした同社の調査結果と食い違っていて、
英医学誌に掲載された論文は「撤回が妥当」としました。
カルテが確認できた485人分のデータと大学保有データは一致していて
操作は統計解析の段階でなされたと考えられ、解析は「大学の研究者は関与せず、元社員がすべて行った」となっています。
このようなありえない発表をすること自体、日本人の医療に対する姿勢が疑われます。
論文を発表した研究者がメーカーの社員がデータを操作したことに気がつかず、
何も言わないなんて考えられません。。。
京都府立医科大学もこの件を含めて、なんと14件もの論文のデータ今回の件を調べている時に、
「日本人の研究論文だから気を付けて検証するべき」 というのが通説になってきている。とありました。
人の命が関わるデータの改ざんなどありえません。。。
院長はこの問題にとても憤りを感じていて、
「医療であってはならないこと!医者は科学者!原因を究明してこそ医者だ!」
大学病院で診察時にパソコンの中のデータだけを見て、
「患者さんのお腹を触って状態を見たり、聴診器で心臓や呼吸の音を聞かないのは、
住宅建築や、土木工事の手抜き工事と同じ、手抜き診察だ!! 」 と常日頃、お話しています。
横内医院でも高血圧に効く薬も、院長がたくさんの漢方薬からパワーテストで選ぶことが出来ます。
癌や難病だけでなく、高血圧や風邪まで、おひとりおひとりの体に合った薬なので安心して飲むことが出来ます。
以前、ブログにも載せましたが、院長の「患者さんの病気を治したい!!少しでも良くしたい!!」
という情熱はとてつもなく深く大きいものです。
その院長の基盤となっているのが、DR.GALLENの言葉です。
院長の医療の信念は、診察室にも掲げられている、
「最高の診療は医師と患者の限りない「信頼」と深い「愛情」の上に築かれます」
古代ギリシャの名医、DR・GALLENです。
院長はこの想いをいつも胸に抱き、診察しています。
院長は毎日情報収集をし、治し方を一生懸命考えて、患者さんに伝えています。
私達スタッフも、院長に倣い、患者さんに院長から頂いた知識を患者さんにお伝えできるよう誠意をもって対応させていただきます。
週末は暑くなるようですので、体調を崩さないようお気をつけてお過ごしください。
婦長でした。